右上の親知らずを抜く

通常は町医者でも十分なんでしょうが、「大学病院ではないと対応できない。」という悲運な特徴を見いだされ、お○水にある某大学歯科に紹介状を持って受診した。紹介状があると診察までは順調に進み、レントゲンや初見までの段取りが速かった。レントゲンの結果、右上下の親知らずが化膿し、両方とも抜くことになった。ボクとしては、日程上「一緒に抜いていただきたい。」と言ったのだが、「そんなことしたら、痛いのはあなたですよ。」と言われ、数年前に左の親知らずを抜いた記憶がよみがえる。ダメだできない。。。
「上の親知らずを抜いてから下の親知らずは化膿を押さえてから抜きましょう」ということになり、ボクも納得した。
それでは、ということで、
痲酔をするべく注射を数回。正直言って痛いです。
先生、頼みますから「痛いでしょう。ごめんなさいね。ごめんなさいね。」って注射を打つ度に謝るのはやめてください。和らぎません。ちっとも。。
何回も謝る割には痲酔が終了すると、さっさと平行して診察している女性の方へといってしまった。
優しくしてください。。 先生。。

ボクの口の中はみるみるうちに感覚を失い、痛みも飛んでいった。大学病院の診察室は当然といえば当然なのだが、診察台がひしめき合うほど設置されている。隣の男性も厄介な親知らずだという説明を受け、麻酔をかけられていた。僕の担当の先生は、患者の女性と今後の診察方針でもめている。どうやら入院しないと術後の経過に責任が持てないとしている医師と、そんな日程はないとしている女性の意見が食い違うようだ。。麻酔後5分が経過していた。。
患者 VS 医者の戦いは熱を増し、10分、15分と経過していった。

隣の男性患者に目をやると、もう抜歯が始まっている。

やばくないか???

心なしか口の中の感覚が戻ってきているような気がする。そもそも麻酔ってどのくらいの時間が有効時間なんだろう。後ろの討論はますます熱を増し、隣の患者はなにやらハンマーのような道具を追加して治療している。
やばい。感覚がもどってこんなことされたら。。
後ろにもわかるように振り返りアピールするが、医師団の人数は増えるもののこっちの孤独感は増すばかり、隣の患者のうめくような声はBGMとして最悪です。
もう一度、麻酔をかけてもらえばいいんじゃない。。って思う方。
あまいです。
麻酔は痛みを感じないようにするものですから、麻酔をかける行為そのものは痛いんです。神経に注射針を入れるから痛いんです。
25分後、お戻りになりました。お医者様が。「お待たせしまた。」「(まったよ〜〜〜ところでさ。。)」って言おうと思ったら、
「はい。ここは痛いですか?」って始まっちゃいました。
(医者)「ここは?」(ボク)「痛いです。」
(医者)「押している感覚とは残りますよ。。」
(ボク)「(そんなんじゃないよ。麻酔がキレ。。。)」
(医者)「麻酔を追加します〜〜 ○○君 2〜3本持ってきておいて。」
(ボク)「(それじゃ意味ないじゃん。。)」
麻酔が追加される。当然ながら痛い。。
(医者)「どうですか?」(ボク)「痛いです。」
(医者)「押している感覚と。。」
(ボク)「イタいです!」
結局、はじめから麻酔をしたような感覚がありました。本当は、親知らずと虫歯が重なっていたので、虫歯の方で神経を過敏にしていたみたいですけど。。
歯はあっさり抜けました。
止血の説明を受けたあと、医者に「抜いた歯どうしますか?」と聞かれ「?」と返すと、「捨ててもいいですか?」と、「いいですよ。」っていったんですけど、ほかの患者さんはもらっている人もいました。小さいそれ用のビニール小袋に入れてくれていました。
どうするんでしょうか?親知らずも縁の下や天井に投げるのでしょうか?

他人が治療を受けているところって、なかなかみられないですよね。
男性医師は若い女性の患者だとタメ口になるですね。男って。。
男性患者も女医さんだと歯は抜かれるは、骨抜きにされるはで。。男って。。。
スケベ心は、理性や痛みを超えるんでしょうか?ボクも担当が女医さんだったらイタくなかったかも。。

痛み止めが効いたのか、今日の痛みと昨日までの痛みが和らぎました。
約2週間後に下の親知らずにチャレンジです。
今度はやっかいな手術なので、少しドキドキしています。

久々なので、長文です。皆さん歯は大切に!